保護者への本音
↑ 2年前に描いた4コマ。
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学校の教員をやっていて、多くの保護者を見てきました。
当時、直接的には言えなかった本音を、ここに書くとすれば。
・勉強する子どもに育てたいなら、親が勉強しろ
・細かいこと気にしても大差ない。所詮はあなた程度の人間の子ども。
・子どもから逃げるな。対決すべき時は断固として対決しろ。
・子どもが思い通りになるはずない。自分を高めることだけ考えろ。
・あなたの価値観は絶対じゃない。
・他人の悪口を言うな。子どももいうようになる。いずれ親の悪口を言うようになる。
・幼児のときに、子どもの前でスマホを手放さないなら、子どもは勉強できなくなると覚悟 しろ。
・子どもと会話しろ。
・でも、結果を期待するな。所詮はあなた程度の人間の子ども。
・子どものことの前に、自分の人生を幸せにしろ。子どもは自分でなんとかする。
・子どもの失敗する権利を奪うな。信頼できない自分の勇気のなさを恥じろ。
・子どもに対して、不機嫌な感情をあらわにするのは、マインドコントロールである。親である自分のコミュニケーション能力が低いことを自覚しろ。
要は『子どもではなく、自分自身をなんとかしろ』っていうことだと思う。
これは本当にそう思います。
違う言い方をすれば、『子どもの問題はほぼ親が原因』。
まず間違いないと思う。
上記のほとんどは、教師としてぼく自身が気をつけてたことです。
もちろん完璧にはできません。
でも、知ってるか知らないかの違いは大きいと思います。
ぼくは一時期、生徒との関係で、谷底に突き落とされた経験があります。
そのときに、『なんとかしなきゃいけないのは生徒じゃなく、自分自身だった!!』と、心底気づきました。
それ以降、保護者を見ていると、以前のぼくのように、『生徒を変えようとする』親の存在に気づくようになりました。
『子どもではなく、自分自身をなんとかしろ』
これは真実だと思っています。
でも、こんなこと直接言えないよね。
それこそ保護者を変えることだってできない。
いつだって、問題は自分自身にあるのです。
(別に自分を責めろというわけではない。ただの事実として。)
ぼくは「親ガチャはずれ」です。
その影響をずーっと受けてしまった。
ようやく自覚して、自立に向かっています。
学校にいて、保護者を見ていると、同じように「親ガチャはずれ」のアンラッキーな生徒が沢山いると気づきます。
教師と生徒の関係も同じだと思います。
「子どもの問題の原因は、ほぼ大人」。