(教員対象の)離任式
昨日は、教員対象の離任式がありました。
例年は、送別会があるんだけど、今年はコロナだからなし。
それは、ちょっと安心したかなw。
数年前から、辞めることを考えていたけど、あの送別会で送られる自分というのが、どうにも想像できない、したくないっていう感じでした。
まぁホテルの会場を使用した、普通の送別会なんだけど、退職する先生は、管理職と円卓を共にしなきゃいけない。
それがどうにもきついなぁー、なんて思ってたんだよねw。
それは、さておき。
今年は、職員会議の最初に、離任式を行って、花束もらって、挨拶して、終了でした。
でも、緊張した。
壇上から、なじみの先生たちの顔をずっとみてました。
もうこのところ、本当にスケジュールがタイトで、バタバタしている分、気が紛れるけど、これがすぎて、この人たちと別れて、一人ぼっちになったら、キツイだろうなぁって思ってました。
僕は普段、職員室ではほとんど余計なことをしゃべらないんだよね。
こう、大人と会話するのが苦手らしい。
だから、教員になったのかもな。
で、いろんな先生が声を話してくれた。
みんな俺のこと、好きでいてくれたんだなぁ。
とか言って。
でも、ほんと。
俺、愛されてたんだなぁって、思った。
愛してくれていたんだ、知らなかったなぁって思った。
マジでね。
思ったんだけど、大人も職場において、定期的に、お互いのいいところを伝え合うようなことをしたらいいのかもって思った。
よくそういうことって、生徒を対象にクラス内でやったりするじゃん。
いいこと言われれば素直に嬉しいものよな。
それは大人でも同じだよな、変わんない。
だから、そういう習慣があってもいいんじゃないかな。
こんなに愛されているとわかってたら、辞めらんなかったかもw。
ある女の先生がいいもの見せてくれた。
見せてくれたのは、今年高校を卒業した生徒が残した、アンケート結果。
「3年間で、あなたのターニングポイントになったことは?」という質問に対して、その子の答えは、「2年生の時の数学の授業」だった。
理由は、「担当の先生が、すごく情熱を持って教えてくれて、自分もこんなふうに真剣になれるものを見つけたいと思ったから」だそうだ。
ちなみに、この生徒は女の子で、確かに最初あった印象は、斜に構えてるわけじゃないんだけど、なんか冷めてるというか、そんな感じだった。
僕は、なんだか勇気をもらった。
ほんのわずかな人にでも、こんなふうに影響を与えることができたということ。
そういうことが、僕にもできたのだということ。
これは、大事にしたいことだと思った。
その生徒の書いた文章のコピーも頂いた。
その文章にも、私の授業をきっかけに勉強への態度が変わったことが書かれていた。
こういうものをくれた、この女の先生にも感謝したい。
今度、ちゃんと伝えよう。
ちゃんと伝えよう。
僕は、いつももらうことを期待して、あげることが少ないからな。
ちゃんとお礼を言いましょう。
あぁ、とにかく昨日は、色々あって緊張もしたし、疲れた。
今日は、職員室の自席の片付け、15年分との格闘。
コロナで短縮の2時間の部活。
修業式に向けての教室整備。
机と椅子の足についている綿埃との格闘。
返却し忘れた、山のような各種プリントとの格闘。
とにかく、やることイパーイ。
これ、終わったら、まじ寂しくなるー。
どうなんだ。
終わっちゃう前に、ちょっと心を整える時間が欲しいなんて、思ってたけど、無理そうだね。
もう、すぐに気づいたら、教員生活終わっちゃってるんだろうな。
「お前はもう、終わっている」んだろうな。
教員、終わっても、がんばろう。